2005-03-21から1日間の記事一覧

言い訳

石川淳と花田清輝を読むために、古典の勉強をしなきゃいかん。ここでもだいぶ前から言ってるが。 上田秋成、本居宣長に限らず江戸文学を、ひいては和歌を。文体研究(エクリチュール?)という点でも、たまに思いつきで書き連ねてる思想的側面でも、どうして…

石川淳「佳人」

石川淳「佳人」再読。 石川の処女作。「書くことについて書く」なんて修飾がピッタリな短編小説。構成の見事さはこの頃から変わらず。 以下思いつきメモ。 言表の物質性、生産性。語りが「虚構=現実」を作り出す。「わたし」とミサの関係がその例。 中心の…